ホルモンバランスを整えるには
女性の健康と美容にとって強い影響を持つ「女性ホルモン」
ホルモンバランスが乱れると、身体や肌に影響を及ぼします。
なのでホルモンバランスを整えることは、美容にも健康にも繋がるんです。
ホルモンバランスを整えるために、日常で取り入れやすいセルフケアをご紹介します!
————————————–目次———————————-
1.質の良い睡眠をとる
2.ホルモンを生成するために必要な材料(栄養)をしっかり摂る
3.身体を温める
4.無理なダイエットをしない
5.自律神経を整える
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1.質の良い睡眠をとる
ホルモンバランスを整えるために、質の良い睡眠は欠かせないポイントです!
1番理想とされる睡眠のとり方は、
日本人の生活リズムに合わせて改訂された「新・睡眠ゴールデンタイム」と呼ばれる0時~6時にかぶせて、7~8時間眠ること。
中でも重要なのは寝始めの3時間。この時間帯は天然美容液とも呼ばれる「成長ホルモン」が集中的に分泌され、細胞を修復し身体をメンテナンスしてくれます。
同時に、強い抗酸化作用と成長ホルモンの分泌を促す睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌もピークを迎えるため、
「睡眠ゴールデンタイム」に眠ることで睡眠時間がエステ時間に早変わりするんです!
質の良い睡眠をとるために
・夜遅くのスマートフォンやパソコンの使用を控える(少なくとも寝床に付く90分前から)
・寝る2~3時間前に40℃以下のお湯に20~30分ゆっくり浸かる
・軽い運動(ウォーキングやランニング)をする
・就寝時の部屋を暗くする
など、普段の生活の中で変えられることや取り入れられることもたくさんあります!
2.ホルモンを生成するために必要な材料(栄養)をしっかり摂る
ホルモンバランスを整えるためには、ホルモンに良い影響を与える食品を摂るのも1つの方法です。
ホルモンバランスが乱れると、ニキビ等の肌トラブルにつながるだけでなく、
女性特有の疾患を発症してしまう事もあるので、健康のためにもこれらの食品は積極的に摂取するのがオススメです。
・大豆食品全般(大豆イソフラボン)
大豆イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」と同様の働きをし、ホルモンバランスを整えます。
加齢と共にエストロゲンの分泌量が減少すると、肌のターンオーバーが乱れ、ニキビの原因の1つになります。
そこで大豆食品を取ることで、エストロゲンの不足を補うことができます。
特にオススメなのが、約1パックの摂取で必要量を満たす「納豆」
納豆は、原料となる大豆が発酵することによって栄養価が高まり、消化がよくなることで吸収率が上がります。
・マグロ、カツオ(ビタミンB6)
女性ホルモンの1つであるエストロゲンの代謝に働きかけ、ホルモンバランスを整えます。
・アーモンドなどのナッツ類(ボロン、ビタミンE)
脳下垂体や卵巣に働きかけてホルモン分泌をコントロールします。
また、エストロゲンの働きを活性化させる効果のあるボロンにはお肌の免疫力を上げる効果、
ビタミンEは女性ホルモン「プロゲステロン」の材料となり、ホルモンの分泌やバランスを調節してくれます。
また、血液循環を改善し、生理痛を和らげる効果が期待できます。
※ナッツ類は摂取しすぎると皮脂の分泌が増えるため、摂取量に気をつけましょう(アーモンドなら1日20粒程が目安です)
・アボカド、卵(パントテン酸)
ストレス緩和作用のある副腎皮質ホルモンの合成・促進に関与しており、皮膚粘膜の健康維持を助ける働きがあります。
これらの食材ばかり食べればホルモンバランスが乱れない!というわけではありません。
大切なのは、偏りなく規則正しい食生活を送る事がとっても大切です!
人間には体内時計があり、そのリズムとホルモンが大きく影響しているのですが、
食事の回数や食べる時間が日によってバラバラになってしまうと、リズムが狂い、ホルモンが乱れてしまうことになるのです。
食べ物に気を配ることも大事ですが、まずは規則正しい食生活を心がけることを意識しましょう。
逆に、ホルモンバランスを乱す食材とは、どんなものがあるでしょう?
【ホルモンバランスを乱す食材】
・添加物
添加物が使われているインスタント食品は、体内のミネラルを奪って成長ホルモンの分泌を妨げる可能性があるので、摂りすぎないようにしましょう。
・冷たい飲料物
冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎると、身体が冷えて自律神経を乱してしまい、自律神経と相互作用のあるホルモンのバランスを乱します。
・極度のダイエット
ダイエットのために極端に肉の摂取を避けると、女性ホルモンを分泌するために必要なタンパク質が不足してしまいます。
3.身体を温める
女性ホルモンにとって冷えは大敵です。
身体、特に子宮が冷えると、ホルモンが分泌される卵巣機能が低下し、ホルモン分泌の調節がうまく働かなくなってしまいます。
そうすると、全身にさまざまな不調をもたらす原因となりなす。
普段の生活の中に「温活」を取り入れると、日常的に体が温まっている状態を作りやすいですよ!
【オススメの温活】
・運動をして血液の循環をよくする
・毎日湯船に浸かる
・腹巻をする
・身体を温める食べ物を積極的に食べる
温活をして体を温めることで血行が良くなり、卵巣に必要な酸素や愛要素が行き届いて卵巣機能が正常に働きやすくなります。
生理痛や生理不順、婦人科系のトラブルでお悩みの方にも温活はおすすめです。
4.無理なダイエットをしない
無理なダイエットも、ホルモンバランスの乱れを引き起こす原因の一つです。
急激に体重を減らしたり、食事の量を少なくしたりすると脳が「急激な変化があったぞ!身体のピンチだ!」と判断し、混乱してしまいます。
そうすると、正常にホルモン分泌の指令ができなくなりホルモンの分泌が悪くなってしまいます。
仮にダイエットによって体重が減ったとしても、健康を害してしまっては元も子もありません。
目先の減量だけにとらわれず、身体のことをトータルで考え、無理な減量をするのはやめましょう。
5.自律神経を整える
ホルモンバランスと密接な関わりを持っているのが「交感神経」と「副交感神経」から成る自律神経の働き。
自律神経の働きに異常が出ると、ホルモンバランスにも影響が出ると言われています。
自律神経と女性ホルモンを司る分野は、脳の視床下部に存在します。指令元が同じなので、自律神経と女性ホルモンはお互いに影響を受けやすいのです。
ですので自律神経を整えることは、ホルモンバランスを整えることにも直結してくるのです。
【日常的に自律神経を整える過ごし方】
・太陽光を浴びる
・軽い運動をする
・長時間同じ姿勢でいない
・ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
前述した『質の良い睡眠をとる』ことも、自律神経を整えるには大切です。
▼Epiaでお肌改善されたお客様の症例をご紹介致します▼
Before 2018/8/30→After 2020/1/7
こちらのお客様は、ホルモンバランスの乱れから生理前にニキビが出来やすく、
お肌の修復も十分にできないまま、また次の生理周期に新しいニキビが出来てしまっていました。
サロンケアとスキンケアに加えてお肌の修復を助けるサプリメントも飲んでいただき、身体の内側のケアも一緒に行うことで
出来てしまっていたニキビが引き、ニキビ跡も目立ちにくくなり、新しいニキビも出来にくくなりました!
もちろん、先ほど紹介したホルモンバランスを整える習慣も、普段の生活の中にできるだけ取り入れて頂きました。
いかがでしたか?
ホルモンバランスの乱れは、身体だけでなく、肌トラブルにも結びつきます。
バリア機能が弱まって乾燥やかゆみが出たり、肌がべたついてニキビ、吹き出物などができてしまうことも。
今回ご紹介した方法も参考に、食事、睡眠等、日々の生活を見直すきっかけにしてくださいね。